「DXって大企業の話でしょ?」「うちみたいな小さな会社には関係ない」
そう思っていませんか?
今回ご紹介するのは、山口県で警備業を営む従業員約10名のA社様の事例です。約1年間にわたるDX推進の取り組みを通じて、業務効率化と組織文化の変革を実現されました。
本記事では、A社様で実施した6つの施策の全体像をご紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 業種 | 警備業 |
| 従業員数 | 約10名 |
| 拠点 | 山口県内に複数拠点 |
| 課題 | 紙業務の多さ、情報共有の非効率、属人化 |
A社様では、以下の6つの施策を段階的に実施しました。

課題: 巡回報告が紙ベースで、リアルタイムな情報共有ができない
解決策: AppSheetで巡回報告アプリを開発
主な機能:
効果: 現場でリアルタイムに報告が完結、証跡管理の信頼性向上
→ 詳細記事:AppSheetで実現する警備巡回業務のデジタル化
課題: 制服・装備品の在庫数が正確に把握できない、棚卸しに時間がかかる
解決策: AppSheetでバーコード対応の在庫管理アプリを開発
主な機能:
効果: 棚卸し時間の短縮、「探す時間」の削減、責任の明確化
課題: 指導記録の紙管理が煩雑、サイン取得や検索に手間がかかる
解決策: AppSheetで指導実施簿アプリを開発
主な機能:
効果: 記録作業の効率化、指導の標準化、監査対応の迅速化
課題: チャットとシフト表の二重管理により、案件の対応漏れが発生
解決策: Googleカレンダーを中心とした運用に一本化
主なポイント:
効果: 対応漏れゼロ、属人化の解消、全員が状況把握可能に(現在移行中)
課題: Slack・LINE・メールの混在、拠点間コミュニケーション不足
解決策: 全従業員向けハンズオンセミナーを実施
カリキュラム:
効果: ツールの一元化、拠点間連携の強化、組織文化の改善
課題: シフト作成に時間がかかる、教育資料作成の負担
解決策: Gemini・NotebookLM等の生成AIを業務に導入
活用シーン:
効果: シフト作成時間の短縮、教育の標準化、調査業務の効率化
A社様では、以下のような流れでDXを推進しました。
| フェーズ | 時期 | 施策 |
|---|---|---|
| Phase 1 | 導入初期 | 巡回・在庫管理アプリの試験導入 |
| Phase 2 | 3ヶ月目 | 指導実施簿アプリの開発、GWS検討開始 |
| Phase 3 | 6ヶ月目 | GWSセミナー実施、シフト管理改善着手 |
| Phase 4 | 9ヶ月目 | 生成AI活用開始、各施策の定着・改善 |
| Phase 5 | 1年目 | 運用の安定化、継続的な改善サイクル |
すべてを一度に変えようとせず、効果が見えやすい施策から着手しました。
新しいシステムを導入するのではなく、Google WorkspaceやAppSheetなど、既存のツールを組み合わせて課題を解決しました。
「アプリ化すべきか?」を常に問い直し、既存ツールの使い方を変えるだけで解決できることはそちらを選択しました。
経営者自身が「使う」と宣言し、率先して新しいツールを活用しました。
1回の研修で終わりにせず、定期的なフォローアップで定着を図りました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | AppSheet開発、GWSセミナー等 |
| 月額費用 | Google Workspace(約2,000円/人) |
| 効果 | 業務時間削減、対応漏れ防止、教育標準化 |
中小企業でも無理なく始められる投資規模で、着実な効果を実現しています。
DXは大企業だけのものではありません。中小企業こそ、少ない投資で大きな効果を得られる可能性があります。
大切なのは、「何のためにやるのか」を明確にし、小さく始めて着実に成果を積み上げること。A社様の事例が、皆様のDX推進の参考になれば幸いです。
業務のデジタル化、Google Workspace導入、生成AI活用についてご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
| # | 記事タイトル | テーマ |
|---|---|---|
| 1 | AppSheetで実現する警備巡回業務のデジタル化 | 業務アプリ開発 |
| 2 | AppSheetで備品・在庫管理をデジタル化 | 業務アプリ開発 |
| 3 | AppSheetで警備員教育記録をデジタル化 | 業務アプリ開発 |
| 4 | 警備業での生成AI活用事例 | 先進技術活用 |
本記事は、お客様の許可を得て事例として紹介しています。