2024年から2025年にかけて、生成AIは急速に進化し、ビジネスでの活用事例も増えてきました。しかし、「どう使えばいいか分からない」「自社の業務に活かせるイメージが湧かない」という声も多く聞きます。
今回は、山口県の警備会社A社様での生成AI活用事例をご紹介します。

警備業のシフト作成は非常に複雑です。
これらを手作業で組み立てるには、熟練した担当者でも多くの時間がかかっていました。
Google Geminiを活用し、シフト表のたたき台を自動生成する仕組みを構築しました。
【基本情報】
・期間:2025年1月1日〜1月31日
・警備員リスト:A、B、C、D、E(各自の資格、スキルレベル)
・現場リスト:○○店、△△ビル、□□工場(各現場の必要人数、時間帯)
【制約条件】
・連続勤務は5日まで
・週に1日以上の休日を確保
・勤務禁止日:Aさんは1/15、Bさんは1/20-22
・資格要件:○○店は防災センター要員資格保持者が1名以上必要
【優先順位】
1. 必要人数の充足
2. 休日希望の尊重
3. 勤務の均等化
上記条件でシフト表を作成してください。
出力形式はGoogleスプレッドシートにコピーできる表形式で。
1. スプレッドシートに基本情報を入力
2. Geminiにプロンプトを投入
3. 出力されたシフト案をスプレッドシートにコピー
4. 人間が確認・調整
5. 確定版をGoogleカレンダーにインポート
完全自動化ではなく「たたき台作成」として活用
Google NotebookLMは、アップロードした資料をもとにAIが回答してくれるサービスです。
1. 新人教育の予習
質問:「交通誘導警備の基本的な手信号について教えて」
→ マニュアルの該当箇所をもとに、分かりやすく回答
2. 指導者の準備
質問:「春の交通安全運動で警備員に伝えるべきポイントは?」
→ 過去の指導記録や季節ごとの注意事項をまとめて回答
3. 研修資料のたたき台作成
指示:「新人向けに不審者対応の研修資料を作成して」
→ マニュアルの内容をもとに、研修用の要約を生成
A社様では、新規案件の情報収集や競合調査に生成AIを活用することを検討していました。
| ツール | 特徴 | 無料枠 | 月額料金 |
|---|---|---|---|
| ChatGPT | 高性能、ブラウジング対応 | なし | 約200ドル |
| Gemini | Google連携、長文対応 | あり | 約20ドル |
| Perplexity | 検索特化、情報源明示 | 1日5件 | 約20ドル |
| Felo | 日本語対応、無料枠あり | 1日5件 | 約2,000円 |
| Genspark | 複数エージェント型 | 1日1回 | 約25ドル |
駐車場警備の配置計画
質問:「ショッピングモールの駐車場警備において、
時間帯別の混雑予測と最適な警備員配置を提案してください」
→ 一般的な商業施設の混雑傾向データをもとに、
時間帯別の推奨配置人数を回答
生成AIは「人の仕事を奪うもの」ではなく、「人の仕事を楽にするもの」です。まずは小さな業務から試してみて、自社に合った活用方法を見つけていくことをお勧めします。
生成AIの業務活用についてご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
本記事でご紹介したA社様では、生成AI活用以外にも様々なDX施策に取り組んでいます。
本記事は、お客様の許可を得て事例として紹介しています。