2025年10月17日(金)、やまぐちDX推進拠点Y-BASEにて開催された「デジテックフライデー」第29回で、「生成AI時代の新しい自動化体験ワークショップ ~バイブコーディングで広がるDXの可能性~」と題したワークショップを担当させていただきました。
ご参加いただいた皆さま、会場をご提供いただいたY-BASE、そして主催のデジテック for YAMAGUCHIの皆さまに心より感謝申し上げます。
「デジテックフライデー」は、毎月第1・第3金曜日に開催されている、デジテック会員が気軽に集まり学び・対話・実践する場です。今回は18:30〜20:00の90分間で、生成AIとバイブコーディングを活用した業務自動化の可能性について、講義とワークショップを組み合わせた内容でお届けしました。
まず、生成AIブームの背景と「バイブコーディング」という新しいプログラミング手法について解説しました。ChatGPTやGeminiを使った「即時コーディング&実行」の仕組みを実際にデモンストレーションし、プログラマー・非プログラマー双方に与える影響についてご紹介しました。
参加者の皆さんからは、「AIがここまでできるようになったのか」「自分でもできそう」といった驚きの声をいただきました。
これまでの自動化手段(外注開発・SaaS・RPA・Excelマクロ)を振り返りながら、バイブコーディングが広げる新しい業務自動化の可能性について考察しました。
特に、中小企業が直面する「予算の制約」「IT人材不足」「カスタマイズの難しさ」といった課題に対して、バイブコーディングがどのような解決策となり得るのか、具体例を交えながらお話ししました。
各グループに分かれて、「自社・業務でどのような領域がバイブコーディングの射程に入るか」をディスカッションしていただきました。
参加者の皆さんからは、以下のような具体的なアイデアが出されました:
それぞれの業務課題に対して、実現可能性や優先度を議論する充実した時間となりました。
最後に、GoogleスプレッドシートとGAS(Google Apps Script)を使った簡単な自動化を実演・体験していただきました。生成AIにプロンプトを与えてコードを生成し、それをそのまま実行する一連の流れを実際に体験していただくことで、「自分でもできる!」を実感していただけたと思います。
初めての方でも理解しやすい内容を心がけていたので、このような前向きな声をいただけて大変嬉しく思います。
今回のワークショップを通じて、バイブコーディングが中小企業のDX推進において大きな可能性を秘めていることを改めて実感しました。
従来は「高額な開発費用」や「専門的なプログラミング知識」が必要だった業務自動化が、生成AIの力を借りることで、より多くの企業・担当者にとって手の届くものになってきています。
デジテックフライデーでは、今後も定期的にさまざまなテーマでイベントが開催される予定です:
弊社としても、引き続き中小企業のDX推進を支援する活動を続けてまいります。AIを活用した業務自動化やシステム開発にご興味のある方は、お気軽にご相談ください。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。今後もこのような機会を通じて、山口県のDX推進に貢献できれば幸いです。