ちょうど一年前の元旦、思いつきで個人事業を法人化することにしました。
なんとか3か月後に登記を済ませ（苦労もありましたが）、もう少しでその思いつきから1年が経とうとしています。
会社設立は簡単にできるようになったと聞いていました。それは事実のようですが、主に制度面の話で補助金であったり、事業計画書なんかの目立つ部分の話のような気がします。
しかし実際には目立たないが必ず必要になる実務的な情報はまとまっていない印象を受けました。私自身、本業以外で予想外の困難に直面することが多々ありました。
そんなことのために起業したのではないと感じることに四苦八苦していました。重要なのは必要な作業は迅速に遂行し、本業に集中することです。
そこで、私が使用し、また起業家支援コンサルティングで推奨するツールを簡単に紹介したいと思います。
これらは様々なビジネスに必要なITツールやアプリです。特に一人社長の方々に役立つと思います。まずは今回第一弾として、法人登記までに準備しておくべきツールを集めました。
個人事業主には必ずしも当てはまらないかもしれませんが、参考になると思います。（この情報は2023年12月時点のものです）
起業準備
PC、タブレット他ハードウェア
PC
- わざわざ新しくPCを買うこともないと思うが、タブレットやスマホで済まそうと思うならすぐに買ったほうが良い。
- 完全クラウドで行くならmacやchromebookでもいいが、ちょっとしたことでWindowが必要なこともある。私はe-Tax（web版でも）がmacでうまく行かないことが多かったので、税金に係る作業はWindowに一本化した。インストール版のofficeもgoole workspaceはもちろんmicrosoft365のexcel,wordすらデザインが崩れることがあり、必要なことがある。
- 余談だが会社設立にあたり、国や自治体に報告する資料を多く提出した。電子申請が可能なものもあったが、そのうちの多くは紙で出したほうが手っ取り早いものだった。無理してオンラインにこだわらないほうが早かった。
- 人にはsurface laptop5をおすすめしている。法人仕様だとOfficeが入っていなくて安い。
マイクロソフト Surface Laptop 5 / Office H&B 2021 搭載 / 13.5インチ /第12世代 Core-i5 /8GB/512GB / プラチナ R1S-00020
マイクロソフト Office無し 法人向け Surface Laptop 5 Core i5 / 8GB / 256GB / ブラック/Windows 11 Pro (R1A-00045)
スキャナー
- とにかくすぐにものを無くすし必要な紙資料や名刺はすべてスキャナーでその日のうちに電子化して、googleドライブに入れている。名刺を見たいときも全てgoogleドライブで直に見ている。
- 今後は改正電子帳簿保存法の対応などもあり、より必要性が増すのではないかと思います。
プリンター
- 印刷自体あまりしたくない為、割り切って安いモノクロプリンターにしている。
- カラーが必要ならコンビニ印刷を利用します。
Amazon.co.jp: ブラザー レーザープリンター A4モノクロ HL-L2375DW (34PPM/両面印刷/有線・無線LAN/Wi-Fi Direct) : パソコン・周辺機器
Amazon.co.jp: キヤノン A4 モノクロレーザビームプリンタ複合機 Satera MF272dw(無線・有線LAN/両面印刷/29PPM) : パソコン・周辺機器
ipad air
- 私物を流用している。
- 通信環境はpovoを利用し、必要なときやキャンペーン時に割安なトッピングを購入している。持ち運び用のmacbook airにテザリングも行う。
- スキャンした資料の閲覧やapple pencilを使ったpdfへの書き込み等用途は多い。
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法人登記/開業届
freee会社設立/freee開業
- 法人化をする場合に必要なあれこれを登記に至るまでをサポートしてくれる。たとえば登記するには会社の印鑑が必要だがそれを買ったかどうかのチェックリストを提供してくれる。
- このサービスを利用するのに基本お金はかからないが、弁護士が間に入りその手数料と当然登記費用などの税金は必要だった。
- 私は個人事業主としてfreeeを利用していたのでfreee法人設立を利用したが、他の会計アプリも同様のサービスをしている。
- freeeにはfreee開業という個人事業主として開業届の作成をサポートしてくれるサービスもある様子（未利用）。私も一度開業届は出したが、e-taxのみで行った。必要性は不明。
名刺/チラシ/DM等印刷物
- 名刺もこだわりだすと終わりがない。割り切って先に進み、必要な段階で作り直そう。
- canvaで近い業種の名刺テンプレートから適当なデザインを選んで名前や住所、電話番号やメールアドレスなど最低限の変更を施してダウンロードしよう。canvaからもできるけど、印刷はラクスルで行います。名刺は何度も印刷するだろうし安い方が良い。
- 注意としてはcanvaの名刺テンプレートは日本の名刺のサイズより小さいのでログイン後、デザインを作成からカスタマイズを選択し、91×55mmで白紙のデザインを作成する。テンプレートはその後に選択も出来る。
- チラシやDMも同じ感じで作成できる。
デザインのコツからネット印刷まで徹底解説！Canvaのテンプレートを使って名刺を作ろう！
オンライン環境
銀行口座
gmoあおぞら銀行
- 法人口座開設は難しいというが、ここはfreee会社設立から連携させてそのまま申し込む事ができた。
- 法人カード（freee unlimited card）作るまではここのデビットカードを使って決済していました。
- 郵便局をはじめ、銀行や信用金庫で事業用のインターネットバンキングを行うには、安くない月額利用料がかかることがほとんど。クラウド会計と連携を考えるなら最初からネット銀行を頼むべきです。
- gmoあおぞら銀行はオンラインでのペイジー支払いも可能で助かっている。
- 個人事業主の場合、できれば事業用の口座が欲しい。好きなネット銀行で作成するか、特定の口座を決めてしまおう。しかしクレジットカードなどの審査などもあるので会社員の内に作成しておきたい。
独自ドメイン取得
ムームードメイン
- メールやホームページに使用する独自ドメインを取得するために利用する。
- 日本の会社であり、日本語でサポートがきくのが安心。
- お名前ドットコムは変に不安を煽るような売り方をしてくるがここはそんなことない。親会社が同じと思えない。
メール運用/office代替
google workspace
- 独自ドメインのメールを、使い慣れたgmailで運用が可能になる。
- google driveの容量が増える。私はとにかくすべてgoole driveに入れています。
- クライアントとのやり取りはgoogle chat、zoom代替のmeetで。zoomも契約すると当然お金がかかる。まるっと色々はいっているgoogle workspaceは助かります。
- 従業員やアルバイトなどが増えるならグループウェアとして展開できる。
- googleサイトで独自ドメインのホームページを開設可能です。とりあえず簡易的なサイトならgoogleサイトで作成もあり。
- プロモーションコード 3CNKJFFURY6CXMA
- Google Workspace Business Starter プランまたは Google Workspace Business Standard プランの初年度の料金が 10% オフになります。
Google Workspace（PR）
ホームページ
- 広告運用などを考えているのなら別だがwixやSTUDIO、Jimdoなどのノーコードでホームページ作成をおすすめしたい。必要最低限は自身で変更し、運用していくことになる。
- ECで起業するなら、baseやshopifyなどを利用する。
- 特にSTUDIOの有料テンプレートはオススメ。名刺デザインも同様だがこのようなテンプレートは触れば触るほどデザインが崩れてくる。必要部分のみ変更して運用したい。
- どうしても手をかけられない、ホームページ作成を先延ばししたい場合、googleビジネスプロフィールを作成し、ホームページの代わりとすることも出来る。こちらはこちらでいずれ必要となるかもしれない。
無料ホームページ作成 | ホームページの作り方 | Wix.com
ジンドゥー｜簡単・無料ホームページ作成ツール｜KDDIグループ
電話番号
モバイルチョイス050
- 登記や名刺に必要だが自分の携帯電話番号を使いたくないと思い新しく電話を導入した。
- 信用に関わるという考えも根強く固定電話にしようかと思ったがやはり高く付く。
- 営業電話は思ったよりかかってこない。
- 自分のスマートフォンへ自分の電話番号とは別に050番号を付与し利用できる。
- 050は選択肢があまりなく、ほかは古いサービスに見えたのでこれにした。
- 利用料金のみなのでほとんどお金がかかっていない。
- 留守番電話機能はないのだが使用しているスマホのgoogle pixelの機能で文字起こししてから電話は取っている。
法人携帯のコスト削減！携帯番号・通話を使い分け | モバイルチョイス“050” | 楽天コミュニケーションズ
日常業務編に続きます。